節制
Temperance
- 正位置
- 受け入れる、歩み寄る、仲 介、解釈、円滑なコミュニ ケーション、融合、浄 化、 節制、倹約
- 逆位置
- 受け入れられない、拒絶、 努力がつづかない、折り合 いがつかない、 無 駄、 不摂生
人は自分と異なるものを本能的に警戒します。けれども、ときに長い時間をかけて受け入れて、理解し、融合していくことで、新しい自分や物を生み出してきました。人は可能性に満ちています。
必ずしも受け入れるばかりが良いとは限りませんが、異なるものと相対する局面では、シソはスムーズに新しい何かが生まれるように、イタドリはその過程に伴う痛みを和らげてくれるでしょう。
人は自分と異なるものを本能的に警戒します。けれども、ときに長い時間をかけて受け入れて、理解し、融合していくことで、新しい自分や物を生み出してきました。人は可能性に満ちています。
必ずしも受け入れるばかりが良いとは限りませんが、異なるものと相対する局面では、シソはスムーズに新しい何かが生まれるように、イタドリはその過程に伴う痛みを和らげてくれるでしょう。
正位置の和ハーブ
シソ(紫蘇)
受け入れることで、新しい何かに出会 えるよう願いを込めて
縄文時代に中国より渡来。平安時代の『延喜式』には栽培されているとの記録があります。古代~中世での用途は薬用か実からとれる油を使った灯油でした。
江戸時代には食用のほか、赤シソで着色された梅干しが食されるようになりました。
- 学名
- Perilla frutescens var. crispa
- 別名
- オオバ(大葉)、イヌエ
- 生状
- シソ科 一年草
効能
健胃、整腸、鎮静、鎮咳、去痰、解毒、防腐など
逆位置の和ハーブ
イタドリ(虎杖・痛取)
受け入れても受け入れなくてもよいけ れど、その痛みが和らぎますように
米沢藩主・上杉鷹山の命でまとめられた食の手引書『かてもの』にも紹介。子どもたちが道草途中に生でかじって食べるなど、古くから身近な(保存)食・薬でした。江戸時代、シーボルトが持ち帰るとヨーロッパ各地の生態系を壊すほど繁殖してしまいました。
- 学名
- Fallopia japonica
- 別名
- イタンコ、サシドリ、スカンポ
- 生状
- タデ科 多年草
効能
鎮咳、利尿、通経、緩下、鎮痛、止血など